ぬるまゆにつかってすごす日々

消える国立大学

3/18日付 朝日新聞の一面
ソースがWebで見つからないので、下段に引用します。ーー>魚拓を発見
経済界は、国立大学への運営交付金配分をより傾斜配分へ誘導したい意向のようです。現在でも、旧帝大とその他の大学では、多くの格差があります。人員面、資金面、施設面全てに於いて、新設の大学は旧帝大にかなわないと言っても過言ではありません。
この傾斜を一層極端へ誘導することで、良い大学はよりよい研究成果を得られ、レベルの低い大学は淘汰される。経済界お好みの弱肉強食を学問の世界へ導入しようと言うわけです。
それでよいのでしょうか?
たまたま、朝日新聞の今日のトップ記事は
「中流消え豊かさ崩壊」という見出しです。これによると、日本の冨の34%は2割の富裕層が握っているという図が載っています。アメリカは45%、ドイツ36%、中国50%、ネパール54%、アルゼンチン56%、南アフリカ62%、ナミビア78%となっています。経済界は、この数字を上げようと考えているのでしょう。アメリカ並みの45%が目標でしょうか?
それには、中流を消し去り、中流層の配分を富裕層へ誘導するのが手っ取り早い。
まずは教育、地方の中流層の子女の高等教育の機会を奪うことで、中流層の子女を単純労働者へと誘導する。
単純労働者をパートなどの臨時雇用とし、年金負担などの企業負担を減らす。
といった流れを作ろうとしているのではないかと思います。
パート労働者への厚生年金の適応を広げる厚生労働省案は、月収98000円以上、勤務期間1年以上、従業員300人以上の企業に限るという、厳しい条件付きでパート労働者への厚生年金加入を勧める方針案を提出しています。1年で雇用を切れば、厚生年金へは加入できず、企業の負担は増えないことになります。これも経済界の思惑通りの案なのでしょう。

日本国民を安い賃金で、単純労働者として使うべく、経済界は全力を注いでいます。

ちなみに、文科省の試算によると、全ての国立大の交付金が半分以下となり、国立大学が消える可能性がある県は以下の通りです。
青森、秋田、岩手、山形、福島、栃木、埼玉、山梨、長野、富山、石川、滋賀、三重、和歌山、島根、鳥取、山口、香川、高知、大分、宮崎、佐賀、鹿児島、沖縄。

これらの県にお住まいの方、お子様を私立大学、または他県の国立大学へ入学させる経済的余裕がありますか?一度、中流以下に落ちるとはい上がれない国、この国はそのようになっていきます。

記事は追記を表示からご覧下さい

交付金、競争原理で配分なら 国立大「24県で消滅」
文科省試算
日本の半分の県から国立大学が姿を消しかねないー。国立大への国の運営費交付金の配分方法について、経済財政諮問会議の民間議員が「競争原理の導入」を提言したのに対し、文部科学省がこんな試算をまとめた。国立大の危機感を背景に一定の前提を置いて計算したもので。諮問会議側を牽制する狙いがあるとみられる。
発端は、日本経団連の御手洗冨士夫会長ら民間議員4人が2月末の諮問会議に出した提言。運営費交付金が、学生数や設備などに連動して配分されている現状に疑問をなげかけ、配分ルールについて「大学の努力と成果に応じたものに」などとの改革案を示した。
3月上旬に都内であった国立大学協会の総会では、学長らから悲鳴に近い訴えが相次いだ。「日本の大学教育がほろびかねない」「地方の大学は抹殺される」
このため文科省は、競争原理を導入した際の各大学の交付金の増減を試算した。研究の内容や成果に従って配分されている科学研究費補助金(科研費)の05年度獲得実績に基づいて計算すると全87校のうち70校で交付金が減り、うち47校は半分以下となって「経営が成り立たなくなる」(文科省)との結果が出た。国立大学がなくなるとされたのは秋田や三重、島根、佐賀など24県。私立大も少ない地方が多く、地元大学への道が狭まりかねないとする。
文科省は最近、国立大に対する補助金に「競争的資金」を増やしてきた。科研費のほか、世界的な研究拠点を目指す大学に対する「21世紀COE」などがある。その文科省も運営費交付金については「人件費や光熱費などをまかなう、人間で言えば三度の食事のようなもの」として、大幅な見直しには否定的だ。
諮問会議の民間議員は改革園を6月ごろに閣議決定される「骨太の方針」に盛り込みたい考えだ。国立大側の反発は必至で、議論は紛糾しそうだ。

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コメント
管理人 2007/03/18 15:52 id:-
誤字と表現の若干の訂正を行いました
管理人 2007/03/18 16:46 id:-
ちなみに
"交付金が減らない大学"が存在する都府県は
宮城、新潟、茨城、千葉、東京、愛知、京都、奈良、大阪、兵庫、福岡です。
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